2015年 維新政治検証サイト

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橋下市長の大阪都構想を、きちんと考えてみる(結さん)

 

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連載「大阪W選挙」(吉富有治)

大阪ダブル選挙のゆくえ──候補者を地元で決められぬ大阪の不幸

  1. 候補者の擁立が進まないそれぞれの事情
  2. 大阪都構想を争点にすることの是非
  3. 「ねじれ」に苦悩する政党
  4. 平松邦夫さんインタビュー 1──大切なことは中小零細企業対策 地場にお金が回ること 
  5. 平松邦夫さんインタビュー 2〜──"11.22"は日本の政治を変える日に
  6. 場外乱闘
  7. 「決められる政治」は本当か

 

この記事は大谷昭宏事務所/Webコラムへのリンクを整理したものです。随時更新します。

2015年大阪市長選挙・大阪府知事選挙覚書

2015年大阪市長選挙候補者

高橋英尚

大阪三刀流政策「高尾英尚」のオフィシャルサイト

中川暢三

中川ちょうぞう|徹底した現場主義でプラチナシティを創造する。
中川暢三 (@Chozo_Nakagawa) | Twitter

柳本顕

 柳本あきらオフィシャルサイト

柳本あきら(柳本顕)さん 大阪を豊かにする会 公式ホームページ確認団体

 柳本 あきら (@yanagimotoakira) | Twitter

柳本あきらチャンネル - YouTube

 大阪市会議員(自民党)活動外伝 - livedoor Blog(ブログ)

 吉村洋文

2015秋の陣|大阪維新の会

吉村洋文(よしむらひろふみ)(@hiroyoshimura)さん | Twitter

吉村洋文 前衆議院議員

 2015年大阪府知事選挙

栗原貴子

くりはら貴子(大阪府知事候補者) 公式サイト

くりはら TV - YouTube

くりはら貴子(栗原貴子) (@kuriharatakako) | Twitter

松井一郎

大阪府知事 松井一郎 | 大阪府知事 維新の会幹事長 松井一郎のサイト

松井一郎 (@gogoichiro) | Twitter

選挙公報

2015年 大阪市長選挙 選挙公報

2015年 大阪府知事選挙 選挙公報

その他

しみんマニフェスト 大阪UP! - osaka-upper ページ!

住民投票に関する他県の友人とのLINEのやりとり

「二重行政の解消って府と市の話し合いでできんの?」
『法定協議会で精査した結果、そもそも二重行政が存在しないことが明らかになったよ。』
「じゃあなんで一生懸命なん?」
大阪府が中央集権を図るには都合がいいからだよ。』
「それって地方分権と矛盾せんの?」
『当然、矛盾する。道州制を念頭におけばわざわざ大枚かけて逆行する取り組みを進めることになる。』
「え~じゃあ嘘ついてまで何したいの?」
『基本的に橋下は公共財を放出したいのさ。府知事時代から利権がらみの支持層が着いて来てるんだと思うよ。大阪で売り払うものがなくなった頃には国政に飛びたいんだろう。むしろ、橋下はもう少し早く国政に行っておきたかったはず。』
「お仲間に府や市の財産を売り払ってさいなら~と」
『もう橋下市政完全に破綻してるから、今結構キワキワの詐欺を押し切るために死に物狂いでプロパガンダを拡散してるよ。』
「アジアいんちきイカサマ銀行と一緒じゃん」
『大阪は正味酷いありさまよ。』
「そらあもうキツネ踊りしかないな」(謎)

橋下の嘘・今昔

この記事はこちらから移行しました。

敬老パスはなくしません?JRや私鉄利用を可能にします?

矢継ぎ早に劣化する「都構想」

ドーンセンターとクレオ大阪は「二重行政」?

 大阪維新の会が二重行政の一例として上げていた施設に大阪府のドーンセンターと大阪市クレオ大阪がありました。

 しかし、府知事時代の橋下さんはドーンセンターを潰そうとしていました。クレオ大阪だけ残っても、大阪市民以外の受け皿がなくなってしまいます。ドーンセンターを残すとしても、そもそもそのドーンセンターを潰そうとしていたのは橋下さんでした。

 橋下さんは単に自分が潰したい施設を「二重行政」という言葉でオブラートに包んで政治抗争に利用しているのではないでしょうか。

堺市の竹山市長はボーナスを2回もらった?

橋下さんが2015年2月15日に堺市内で行なった街頭演説で発言した内容について、竹山市長によるご意見です。

堺市内での維新の会タウンミーティングに関する取材がありました

赤バスはなくなりません?

選挙が終わればサービスカット

大阪府廃止構想」から「大阪都構想」へ

民主主義をバカにしているのは誰?

 「僅差でも多数意見は多数意見として扱わなければならない」と朝日新聞を避難していたのに、住民投票では反対多数の民意を無視しようとする橋下さん。

保育士を増やすには?

「大阪都構想」が作り出す「ムダ」──多重化した現実を生きること

大阪都構想」はなぜわかりにくいのか

 「大阪都構想」は2つの顔を持っている。「大阪都構想」とは、大阪市を無くし、選挙で選ばれた区長と議会が区政を行なう「5つの特別区を設置する」というものであり、住民投票で判断されるのは「大阪市廃止と特別区設置の賛否」である。もう1つは、大阪維新の会の代表である橋下徹が語る「大阪都構想」で、大阪府大阪市の二重行政のムダを解消し、権限を集中させることで大阪府が「強い広域自治体」となり、大阪市特別区に再編することで住民に近い「優しい基礎自治体」を実現するというものである。前者は「大阪都構想」の制度的な枠組みの実体であり、後者は「大阪都構想」の理念ないし理想を述べたものと考えればよい。

 「大阪都構想」がわかりにくく「説明不足」と言われる原因は、制度的な枠組みの中には橋下徹が語る理想を実現する根拠が存在せず、どれだけ説明されても夢物語の域を出ないというところにある。橋下が「大阪都構想」を唱え始めた当初は、大阪府大阪市の二重行政を解消すれば、年間4000億円の財源が生まれ、これらを住民サービスの充実や大阪全体の経済戦略に活用できると言っていた。しかし、府市の行政業務が精査された結果、二重行政と言えるようなムダはほとんど存在せず、府市の統合効果額は年間1億円程度に過ぎず、大阪市特別区への移行コストは少なく見積もっても680億円にも上ることが明らかになった。それにもかかわらず、橋下徹率いる大阪維新の会は「二重行政を解消し、豊かな大阪を作る」というアピールをやめようとしない。 

「ムダ」を作り出すための仕組み

 ムダがないにもかかわらず、二重行政を解消することを強硬に主張する「大阪都構想」とは「ムダを作り出すための仕組み」なのだと言える。「年間4000億円の財源が生まれる」と強調されていたように「ムダをなくす」ことで利益が生まれると考えられている。「豊かな大阪を作る」ためには「二重行政を解消」すればいいらしい。「ムダ=二重行政」をなくせば「利益が生まれる=大阪が豊かになる」とはごく単純なロジックであり、方向性としてはまちがっていないことになる。ところが実質的な「ムダ」が存在しないとしたらどうだろう。「大阪都構想」は、現実から目を背けさせ、ありもしない「ムダ」を作り出して、われわれを先行きの怪しい未来へ引きずりこむ役割を果たしているのが実際ではないだろうか。

 何をムダと考えるかは人によって、また状況によっても異なる。似たようなものであっても活用されていればムダではないし、ある人にとっては無用なものでも別の人にとっては必要不可欠なものかもしれない。そういうものの蓄積をわれわれは「余裕」と呼ぶのではないだろうか。余裕があればこそ緊急事態への対処も可能になるし、それは日々の生活に豊かさをもたらしてくれるものでもある。

多重化した現実を生きる

 ホームレスの人たちと接しているとしばしば二重化した現実に突き当たる。誰もホームレス生活を送らずに済む社会であるべきだ。自立支援事業に代表される「ホームレス対策」や生活保護といった制度がある。それらの制度を利用する人もいれば、それらの利用を拒み公園や路上での野宿生活を選ぶ人たちがいる。その人たちに対して「ホームレス対策」や生活保護を押し付けることはできない。現行の「ホームレス対策」や生活保護には問題点も多く、利用したくても利用できないという現実があることをわれわれは知っているからだ。

 われわれが生きている社会の現実は二重三重に重なり合っており、その人の立場や置かれた状況によって現れるものが異なるのが当たり前なのだ。これまで大阪市が行なってきた「ホームレス対策」には多くの問題点がある。しかし、それでもそれらの仕組みによって救われた人たちも多い。現実はどちらかが正しくて、どちらかがまちがっているというふうには割り切れない。われわれは「今こうしてここにいる」ことをお互いに肯定するところから出発しなければならない。誰かにとっては「ムダ」で「まちがった」生き方に思われても、その人がそのようにして今ここにいることを否定することに何の意味があるだろうか。

 橋下改革の中では「民間活力の導入」の名の下に公共施設の民間委託が推進されている。「単なる憩いの場としては維持費ばかりかかる公共空間」を一部有料化して収益が上がるようにすれば「ムダをなくして利益が生まれた」ことになるのだろうか。ありもしない「ムダ」を作り出し、実質的にはわれわれの暮らしから余裕を奪うような二分法は疑わしい。われわれは多重化した現実を生きる当たり前の社会をこそ肯定し、お互いを認め合いながら豊かさを享受していきたい。それは、現実から目をそらさずに協働を模索することで今ここからでも可能なことなのだ。


注記

 この原稿は『あしたのロジョー』というフリーペーパーのために書かれました。『ロジョー』は2015年4月現在復刊の準備中です。復刊の際、配布にご協力下さる方、店舗や施設等に置いていただける方はみいらかんすまでご連絡いただけると幸いです。

連載企画「大阪都構想」を考える(吉富有治)

  1. 都構想のルーツを探る──古くて新しい大阪の自治体改革
  2. 都構想の外観を眺めてみる──中身は東京23区とほぼ同じ大阪都
  3. 欠ける成長戦略──都構想でなければ大阪の発展は無理?
  4. 大阪府市の二重行政は本当か──実態を反映しない二重行政論議
  5. 住民にやさしい基礎自治体──「ニアイズベター」という名の言葉のマジック
  6. インタビュー 自民党大阪府議団 花谷充愉幹事長──否めない行政サービスの低下
  7. インタビュー 東京都世田谷 保坂展人区長── 都構想に賛成する区長の声など聞いたことがない
  8. 賛成派の方々の取材ができなかった事情について
  9. わかりやすい政治からの脱却を
  10. [番外編]聞いてみた大阪市職員の本音!──想像しにくいバラ色の未来
  11. [番外編]続・聞いてみた大阪市職員の本音!──心配な行政サービスの切り捨てと有料化
  12. 「大阪市はなくならない」の嘘──「特別区のサービスは上がる」の欺瞞
  13. 今のまま? それとも悪くなる?──気になる住民サービスの行方
  14. 大阪都構想のお粗末さ──成長性と効率性のまやかし
  15. 反対多数で都構想は実現せず

吉富さんは「大谷昭宏事務所Webコラム」内にて「大阪都構想」に関連したコラムを他にも多く書かれています。

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